

そう感じているパパ・お父さん方向けてに記事をまとめました!
時間がない父親にとってはせっかく読むのであれば、少しでも質を高めて、子どもに良い影響を与えたいはず!そう思いタイトルではコスパの高い読み方と表現をしました笑
ただ読むのではなく、いくつかポイントを押さえて我が子に良い影響を与えたいものです。…ただ良い影響って何でしょうか?
ということで今回は読み聞かせの効果とコスパの高い読み方をお伝え出来たらと思います。
早速結論です。
読み聞かせの効果は大きく分けて2つ!
① 非認知能力を鍛えられる。
② 小学校の学習の入り口となる。
コスパの高い読み方で重要な要因が「読み聞かせ以外」です笑
読み聞かせで重要なことは読み聞かせ以外…笑 なんじゃそら
具体的には…
・絵本と接する
・絵から入る
・簡単な質問、クイズを出題する
・子どもに絵本の内容を話させる
・現実の出来事と結びつける
・高度な質問をする
気になるところだけでもいいっす!まずは試してみてください!
喜ぶ子どもの姿を想像するだけでも、嬉しい気分にさせてくれます(*´▽`*)
仕事忙しい、時間がない中で、少しでも子どものために絵本を読んでいきましょう!
私含め子どもに語彙力や想像力、ひいては人生の豊かさをプレゼントしましょう!親父たちの力が必須!やるしかねぇ!!
「行動することが結果につながる」をモットーに激しく働く私立教師!土日はがっつり部活動のため、常に嫁対策を忘れない!3人の子どもがたくましく成長するため、様々な教育を家庭で実践!
教師歴10年で得た経験と知識、コミュニケーション検定中級を活かして、主に嫁と子どもへのコミュニケーション関連の情報をお父さん方に発信しています!!
重要な点は太字やマーカー (また注意点は水色マーカー)をつけています。
流し読みに活用ください!
目次
パパによる読み聞かせの効果は?
読み聞かせの効果は大きく分けて2つです。
① 非認知能力を鍛えられる。
② 小学校の学習の入り口となる。
さらにお父さん方が読むことで、+アルファの効果もあります!それぞれ解説します!
非認知能力を鍛えられる
そもそも非認知能力とはなんでしょうか。
非認知能力とは数値化することが難しい内面的なスキルを指します。 例えば
コミュニケーション能力、主体性、想像力、根気強さ、自制心、協調性、意欲、忍耐力、探求心、問題解決能力、思考力などといった力を指します。
現在教育界でも、この非認知能力に注目しています!
子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究 報告書(国立青少年青少年教育振興機構)より以下のことが示された。
就学前から中学時代までに読書活動が多い高校生・中学生ほど、「未来志向」、「社会性」、「自己肯定」、「意欲・関心」、「文化的作法・教養」、「市民性」、「論理的思考」のすべてにおいて、現在の意識・能力が高い。
もう少し具体的に言うと…
・初めて会った人とでもすぐに話ができる(コミュニケーション能力)
・自分のことが好きである(自己肯定感)
・なんでも最後までやり遂げたい(やり抜く力)
・わからないことはそのままにしないで調べたい(探求心)
・経験したことのないことには何でもチャレンジしてみたい(意欲・関心)
・考えをまとめることが得意である(論理的思考力)
などなど。
これら非認知能力は将来、学力以上に必要なことだと言われています!
社会人として経験されているお父さん方なら感じていると思いますが、特にコミュニケーション能力は必須であり、経験でしかものにできないことが多いですよね。
絵本を通じてこのような能力を高めることができる…
もう読むしかないです!笑
小学校の学習の入り口となる
なんだかんだで学校に行っている間は学力って必要なんです(*´Д`)嘆
勉強が嫌いになってしまうと、残りの長い学校生活が厳しくなってしまいます。
もちろん友人関係や部活動など好きなことがあれば楽しい学校生活を送れますが、イヤイヤ通う子も少なくありません。
今のうちに勉強が楽しいを身に着けると〇
お父さん方が就学前の子どもたちにどんなことをしてあげたらいいのか?その一つが絵本の読み聞かせです。
まずは語彙力がつきます!
当然ですが、絵本内に登場するモノの名前を習得できます。
「これはうみ。言ってごらん。う・み」
「これは信号機。色は赤、黄色、青があるよ。赤はとまれ、黄色は~…」
など、絵本の内容から脱線して教えても問題なしです。
のちほど詳細は述べますが、そのモノの名前だけではなく、そのモノの情報を加えて教えてあげましょう。
名前を覚えていなくても、そのモノの説明をすることができます。

また語彙力がつくことで、学校の授業の理解力が高まります。
それは読んでいる単語の意味よりも、読んでいる内容に理解する方に時間を割くことができるからです。
ヨーロッパのメタ分析(1995)では読み聞かせの時間が長いほど、語彙が多く読み書き、学校入学後の成績が良いというデータもあります。
さらには読み聞かせでじっと座ることや、集中して聞くという授業の練習ができることもメリットのひとつです。
日本の小学校ではまだ一斉授業をメインに授業展開をしています。児童35人に対して教師が1人で教える形です。ただオンラインでの授業が進みだし、今は形態が変わりつつありますが、いまだに根強い授業の形が一斉授業です。
当然ながら授業中は先生の話を聞かなければいけません。つまりその時間、じっと座ることが必要になります。
これは小学校に入る前の絵本の読み聞かせで鍛えることが出来ます!
読む場所や時間帯もよりますが、はしゃがずに座って話を聞くことがそのまま小学校の学習の土台を作ります。
さらに読み聞かせの効果はこれだけではありません。
脳は情報が多角的に重なることで、より強く記憶する仕組みを持っています。(中略)海馬回には、複数の情報が入ることで興奮し、その機能が高まるという特質があります。
(「困難に打ち勝つ「脳とこころ」の法則-ゾーンと海馬があなたを強くする-」 林成之氏 祥伝社より)
つまり子どもにとって、多くの情報が入った絵本を読み聞かせることで、海馬が刺激され記憶に関する力が養われます。
絵本を読むときは文章だけではなく、絵からも読み取れる部分があれば話を発展させたり、ときには想像を膨らませて話をしたりすることも重要です。
例えば私は数学教師なので、数についてはガンガン教えています。
「電車の中には何人の子どもがいる?」
「この子はいくつイチゴをもっているのかな?」
などなど。
ただ無理に教えないでくださいね。かえって嫌いになります。そこは興味が湧くように軽く話す程度です。喰いついたら教えるって感じです。
話を膨らませて、どんどん情報をプレゼントしてあげましょう!それが小学校のスタートダッシュにもつながります。
コスパの高い読み聞かせは「読み聞かせ以外」が重要
読み聞かせるだけではもったいない!!
読み聞かせ以外が重要なのです笑 なんか変なこと言ってますかね?( *´艸`)
本を読むことよりも、親子でコミュニケーションを図ったり、創造を膨らませて楽しさを共有することが醍醐味であり、伝えるべきことです。
読みだけに注目せずに、年齢に応じて少しずつスタイルを変化させつつ、読み聞かせに工夫を取り入れてみましょう。
絵本と接する
もちろんすぐに読み聞かせしてもOKですが、本に慣れさせることから始めましょう。
1歳未満は絵本に触れる楽しさや、鮮やかで興味をそそるなど内容というよりは感覚的に楽しいことが大事だと思います。
また子どもが噛んだりなめたりすることが多いので、ページが厚いボードブックタイプの絵本がおすすめですね。
こんな感じの絵本です。
ちなみに「じゃあじゃあびりびり」はオノマトペのみの絵本で、親子でコミュニケーションが取りやすく、子どもも発音しやすそうな内容となっています。
噛んでも破れないのですが、ボロボロにはなります。食べたりする可能性もあるので、気を付けてください。
また少し絵本と離れちゃいますが、うちの長女にはこれを渡してみました。
絵本と言うよりはおもちゃですが・・・
噛むことが多く何かいいものはないかと探していたときに出会いました。これを活用して絵本代わりにかる~く読む程度でした。長女はこの本?が大好きで、本がよくよだれだらけになっていましたが、これが紙の本と考えると…笑
使って良かったかなと思います。
絵の説明をする
指をさして「これは〇〇っていうんだよ。」と教えてあげましょう。これが語彙力向上につながります!
言葉を発することが出来なくてもOKです!
なんか言おうとしたら褒めたり、喜んだりと反応してあげましょう!
ページをめくったり、モノの名前を教えたりと内容から外れても問題なし。
特に読み聞かせの内容が難しいと感じたときや、興味が持てない内容と感じたときは、私の場合「色」を教えていました。
モノクロの絵本はほとんどありません。色についてはどの絵本でも応用がききます。
即実践できます。
「これは赤色だよ」
「カラフルだね~、色がいっぱいで鮮やかだね~」
「青は英語でブルーって言うんだよ」(その場のノリで教えました笑)
積み重ねることでだんだんと覚えたり、理解したりするはずです。ちなみに現在では「スーパー戦隊の図鑑」を愛読している6歳の長男は、私のマネをしているのか
「赤は英語でレッッド!」「青は英語でブルぅぅー」と発音を意識しまくって読んでいます笑
「ピンクは英語でピぃぃーンク」は気になりますが笑
簡単な質問・クイズを出題する
モノの名前を言えるようになったら簡単な質問にも答えられるはずです。
「これはな~んだ?」と指をさして質問をしてください。これでOKです。
例えば桃太郎であれば
「いぬ~」「さる~」「とり~」「おに~」と答えてくれます。
「わからない」と返答がある場合は、お父さん!チャンスです!!優しく教えてあげましょう。
「これはさるっていうんだよ。ウッキーって鳴く木登りが得意な動物だよ~」
情報を加えることがポイントです。知っているモノと結びつけて覚えさせるようにしましょう。個人的には重要視していて、いつも意識している部分です。
読み聞かせの中で、子どもに参加させることで口語能力が向上したデータもあります。
簡単な質問・クイズ程度ならどんどん参加させましょう。
また慣れてきたら文字数が多い単語にも挑戦させましょう!
「おじいさん」「おばあさん」「ももたろう」「おにがしま」などなど。
もちろん言えなくても大丈夫!+アルファの情報を加えて教えてあげましょう!
子どもに絵本の内容を話させる
「学ぶ」は「マネる」からきたと言われています。まずはマネをさせましょう!
「これはももたろう。言ってごらん。」「ももたろう」
「ももたろう」「ももたろう」
こんな感じです笑 文章に書き起こすとシュールですね笑
聞かせるだけではなく、ときおり話をさせましょう。まずは単語のマネがおすすめです。反復するだけなので、子どもも取り組みやすいはずです。
また家では、同じ絵本を何度も読むかと思いますが、そのうちある程度内容を覚えてきます。
飽きがこないためにも、ページをめくったタイミングなどで
「…どうなる?」
「…どうなった?」
と展開を話させてください。
「桃太郎」で鬼と戦う場面で例をあげると
「…きじは鬼の頭をつつきました。頑張って戦っているね。そのあとどうなった?」
(答えられなかったら「ももたろうたちは勝った?負けた?」など答えやすいように)
自信に満ちた解答をしてくれます!笑
「そうだね~。ももたろうたちは勝ったね!それから?」
ほとんど子どもたちに読ませることもありました笑
またうちの長女は読みたがりで、2歳の次男に対して読み聞かせを行います笑
「むか~しむか~しあるところに____」
一生懸命読んでくれます笑 最近ひらがなを覚えてきたので一文字ずつ読むこともあります。
褒めまくりましょう!!
「すげぇ!ひらがな表でいつも練習しているからか!?」
「やるじゃん!勉強した成果だな!」
「もう読めるの!?これでいろんな看板も読めるな!」笑
娘も嬉しそうです(*´▽`*)
現実の出来事と結びつける
例えば…
「川といえば近くに〇〇川があるね」
「いろいろな種類の犬がいるけど、近所に大きな犬がいるよね。あれはゴールデンレトリバーっていうんだよ」
「車のエネルギーの源はガソリンですね~。どこで補給するか分かる?…そうです。ガソリンスタンドです」
「最寄り駅と似ているね!〇〇は切符を買うことできる?」
「トラックの絵がいっぱいあるけど、うちの近くでも工事していて最近よくトラックを見かけるね。工事のおじさんたちが頑張って何を建てているのかな~」
「そういえばみんなもこの前おばあちゃんの家にいったな~。覚えている?おばあちゃん嬉しそうだったな」
「りんごはどこで買えるかな?スーパーとか…今はパソコンやスマホからでも注文できるもんね。今度スーパーでりんごがあるかみてみよう」
「これは…いけないね。電車の中で遊ぶとどうなる?」
などなど
絵本の世界に出てくるモノを、現実とつなげて教えてあげましょう。これを何度もしているうちに
「あ!これ絵本で出てきた!」
「この前父さんが教えたやつだ!」
と現実でも絵本の楽しさ、知る楽しさを体感できます。これですよ。絵本の素晴らしいさは( *´艸`)
特に仕事などで外出が多いお父さん方は、すぐに現実とつなげることができると思います。ルールやマナーを絵本を通して教えることも出来ます。
ここは意識して問いかけてみてください。
高度な質問をする
話を聞いていないと分からない質問をすることで集中して聞く癖をつけさせることができます。
「ももたろうの仲間は誰だっけ?どういう順番で仲間になったか知っている?」
「いぬ、さる、きじはどんな攻撃をしたの?」
など高度な質問をすることもときには必要です。
想像力を膨らませて内容とは違う質問をすることもいいと思います。
「この場合、○○ならどうする?」
「このとき、おばあちゃんはどういう気持ちだったかな?」
読み聞かせを通じて、相手の気持ちを察することや正しい行動を教えることもできます。
また外れてしまいますが…絵本の読み聞かせは、ひらがなや数字に初めて触れるきっかけにもなります。
「この数字は何?」
「このひらがななんて読むか知っている?」
子どもの様子をみながら、このような質問をしてもOKです。
またここでやってほしいことが、必ず「疑問に持ったことを褒めること」
この疑問が、考え方が学校での学習の源になります!
学年が上がるにつれて、高度な内容になるのはもちろんですが、比較的理解しやすい小学校低学年の間で、学習=楽しいを伝えてください!
これは我々親もマインドを変える必要があります!勉強は楽しいものです。
そのためにもまずは5分の読み聞かせ。楽しく読み聞かせをさせましょう!
親もイヤイヤ読むと子どもに伝わってしまいます。
知るって楽しいんだ!発見するって楽しいんだ!これを伝えられたらサイコー
忙しい父親でも可能な限り読み聞かせをしてあげよう
私も夜遅くまで職場で仕事とか、部活動で休日は一日つぶれたりします(*´Д`)
それでも夜は時間を割いてでも子どもたちとコミュニケーションを図ります。そして夜寝る前に絵本を読んであげます。
習慣が最強です。
ただ私が仕事で読めないとき、嫁が読んでくれます。
お互い疲れて読まない日もあります。ただそんな日はなるべく作らないようにしています。大人も癖になるとまずいので…
ですから5分もいいので毎日読むことをおすすめします。
ぶっちゃけ3分でもいいと思います。まぁ読みだすとこちらも読み聞かせが止まりませんが笑
大切なことはいつ読むかを決めることです。
きっとほとんどが寝る前だと思いますが、正直いつ読んでもOKだと思います。
いつ読むかを決めておくと継続しやすいです。
これは奥さんとも話をしておくべきでしょう。子どもにとってメリットしかない読み聞かせ。短い内容の絵本でも効果は大きいです。
まとめ
読み聞かせの効果は大きく分けて2つです。
① 非認知能力を鍛えられる。
② 小学校の学習の入り口となる。
コスパの高い読み方で重要な要因が「読み聞かせ以外」です。ただ読むだけではいけません!読む途中の親子のコミュニケーション、質問が大切です。
・絵本と接する
・絵から入る
・簡単な質問・クイズを出題する
・子どもに絵本の内容を話させる
・現実の出来事と結びつける
・高度な質問をする
これらを実践することで子どもに語彙力や想像力、ひいては人生の豊かさをプレゼントができます。そしてこれを5分でいいので継続させましょう。
忙しい中、仕事に育児に奮闘している中でも5分だけでいいので、読み聞かせを習慣にしてください!
子どもたちの認知・非認知能力は親父たちにかかっています!
我々が今やれることは今日から読み聞かせをすること!
みんなで習慣にしましょう!!
私のブログでは子育てに関する知識や経験を、教師視点もいれつつ情報を提供しています。良ければ人気の記事も参考にしてください!
【幼児教育】STEAM教育って何!?親が子どもに出来ることを具体的に解説!
【STEAM教育教材】ワンダーボックスとは!?教師視点からも解説!
[/box06]