

上記のように仕事で忙しくて、なかなか子どものために時間を割けないと悩んでいるお父さん方!
家庭のために仕事は必要だと分かっているが、仕事が忙しくて帰宅後は寝るだけ。朝から晩まで働いて、子どもの寝顔しか見ていない。ふと、これでいいのかと不安になったりしませんか?
また、たまの休日は子どもたちと遊びに出かけたいと思いつつも、正直休みたい気持ちもあって自己嫌悪になったりしませんか?
今回はそんな仕事で多忙なお父さん、パパたちにそれでも子どもと関わった方が良い理由と、関わるための具体的な対策を紹介します!
子どもと関わる理由を理解すれば、モチベーションになり1分でも多くのコミュニケーションを図ることができます。徐々に子どもとの関係も良くなり絆を深めることが出来ます。
反対に、子どもとのコミュニケーションが減れば子どもへの影響は大きく、学力や社会性、学校での問題行動につながるケースも出てきます。
一方、子育て世代の父親は働き盛りの年齢の方々が多いはずです。またリーダーとしてグループをまとめたり、役職あるお父さん方もいると思います。仕事も大切にしつつ、子どもとの関わりを増やして、明るく笑顔が絶えない家庭を目指しましょう!
早速ですが今回の結論を先にお伝えします。
忙しい父親がそれでも子どもと関わった方が良い理由は学力の向上と人格形成に大きく影響を及ぼすからです。
そして子どもと関わるための具体的な対策は
・一家団らんの時間を固定する
・時間を作る
・家事をする
・週に一度は早く帰る
・肌と肌を合わせたコミュニケーション
・イベントを作る
です。ひとつひとつ解説していきます!
・最近仕事が忙しくて子どもたちとコミュニケーションが取れていないお父さん
・仕事も子育ても両立させたいお父さん
・休日は子どもと遊ばなきゃと思いつつも、仕事疲れでなかなか遊べないお父さん
「行動することが結果につながる」をモットーに激しく働く私立教師!土日はがっつり部活動のため、常に嫁対策を忘れない!3人の子どもがたくましく成長するため、様々な教育を家庭で実践!
教師歴10年で得た経験と知識、コミュニケーション検定中級を活かして、主に嫁と子どもへのコミュニケーション関連の情報をお父さん方に発信しています!!
重要な点は太字やマーカー (また注意点は水色マーカー)をつけています。
流し読みに活用ください!
目次
忙しい父親でも子どもと関わるべき理由
父親の子育てが与える子どもへのプラスの影響(大藪 泰/早稲田大学文学学術院教授)の研究によると、父親の子育てへの関与で子どもに以下のような影響を及ぼすと言われています。
・対人的な場面での情動調整能力向上
・学力の向上
・児童期の問題行動の減少
・成人してからの職業的成功や高い学歴と関連
またシカゴのアン・アンド・ロバート・H・ルーリー小児病院のバーフィールド博士とハーバード大学医学部の臨床小児科学准教授のマイケル・ヨグマン博士の研究によると、父親が育児に関わると子どもは以下のような特徴を持つと言われています。
・言語能力が優れている。
・自尊心が高い
・学校の成績が良い
・うつや不安症になりにくい
ひとまず学力面の向上に期待ができます!すごいですね。
ただ「父親が育児や子育てに関わる」という部分は、直接子どもに関わることもそうですが、育児全般を指しているので少し注意が必要です。
そして父親は母親よりも競争心や独立性、冒険心を促そうとそうとする働きかけが多いそうです!
確かに私自身も「とりあえずやってみたら?」というタイプです。よく自立心を促す発言をします。子どもは身近な大人の影響を大きく受けます。
個人的には保育所では女性の保育士さん、家庭では妻と、女性の大人と関わる機会が多く、危険な場面に遭遇しないような声掛けが多い気がします。偏見ですかねぇ(*´▽`*)
だからこそ役割を分担するのであれば、積極的に自立心を促す発言をしたり、私自身がチャレンジする姿を見せたりすることが、子どもにとって良い影響を与えるのではないかと考えています。
きっとこの考え方から「子どもと一緒に過ごす時間を増やそう」と常に心掛けている分、積極的に会話をしたり、一緒に遊んだり、絵本を読んだりしていると思います。
結果それが言葉のシャワーとして言語能力の向上や学力の向上へ、高い自尊心や問題行動の減少につながっているのだと思います。
やはり子どもがいきいきと過ごしている姿を見ると嬉しいですよね!
仕事で忙しい子育て世代の父親でも出来る対策
父親が子どもに与える影響が分かったところで、仕事で忙しくなかなか育児に参加できないお父さん方も多いと思います。ここではいくつか対策を伝えたいと思います。
家族団らんの時間を固定する
これが一番おすすめです!
時間を作るよりも、「毎日朝ごはんだけは一緒に食べる」など日常に取り入れた方が楽です。最初の1週間は大変だと思いますが、慣れれば問題ありません!ちなみに私も朝ごはん、出来ない日は夕ご飯は家族みんなで一緒に食べます。
そこで昨日の出来事や今日の予定を聞きます。子どもなのでその日の気分によりますが、調子が良い日はすごい楽しそうに話してくれます。
長男「学校で〇〇と△△とセミを探して~…」
長女「今日は学校で□□があるから楽しみ!」
次男「☆☆がカッコいい!」(会話の流れを無視して突然こんなことを言い出す次男笑)
ここだけは私も余裕をもって家族団らんを楽しんでいます。これだけでも子どもたちにとっては良い時間なのではないかな。
また毎日朝ごはんを一緒に食べることが難しい場合は、夕飯を家族みんなで一緒に食べたり、休日は1時間だけ子どもたちと遊んだり、週に1度は外出するなどもアリかと思います。
最近は学校への送迎なども家族団らんの一部として考えています笑 要はコミュニケーションを図る時間が重要なわけであって、車でたくさん会話をしています。(妻はどう思っているかは不明笑)仕事で忙しいお父さん方にとって、実はこういう時間こそが貴重なコミュニケーションを図る機会でもあるのです。
時間を作る
正直結構大変です。
現在進行形で私自身も行っていますが、なかなか時間を作れないのが現状です。もっと欲しい!笑
一番有効なのは「早寝早起き」です。朝の5時には起きて仕事であったり、家のことであったり、趣味であったりと自分の時間として確保しています。この自分の時間を1日に2時間程度入れるだけで、それ以外は仕事の時間、子どもの時間とメリハリがつけやすく無駄な時間を過ごさなくなりました。
しかし注意すべきことは睡眠時間を削り、仕事のパフォーマンスが落ちることです。さらに帰宅後は子どもと関わる体力が無く、力尽きてしまうなんて本末転倒です。気を付けましょう。
この早寝早起きの他にも、隙間時間の活用、時短テクニックなど詳細は以下の記事に載っています。参考にしてください。
【関連記事】子育てする父親は時間がない!?【時間を作る具体的な方法を紹介】
また何かをやらない、捨てるということで時間を確保する方法もあります。
よくありがちなことはスマホのゲームです。優先順位はかなり低いと思います。すぐにアンインストールしましょう。時間がもったいないです。
家事をする
何を言っているだと笑 そもそも仕事で忙しいのに家事なんかやってられるかと思ったお父さんはいませんか笑
確かにその気持ちも分かりますが…しばしお付き合いください。
うちは共働きでもあるので、食事の支度や洗濯や食器洗いなどはしている方だと思います。(自称)その中で、家事をすることのメリットに気づきました。
・妻が休めること
・妻と子どもたちとの会話が増えること(子どもにとっては好影響)
・家事をしながら子どもたちと会話できること
・あわよくば家事を教えて、手伝いをさせること
後付けでしょうか?笑 でも実際私は家事の一部を仕事だと捉えて、ささっと済ませます。
また子どもたちと関わることが重要なことだと認識していますが、疲れて関わりたくないときだってあります。ニンゲンダモノ…(*´Д`)そういうときこそ家事に逃げます。
最近は長男が「お手伝いするー!」と張り切っているので、感謝を伝えたり、自主的な行動をほめたり、お小遣いの話をしたりと様々な話に発展することもメリットですね。
週に一度は早く帰る
子育て世代だと働き盛りの年齢のお父さん方が多いはず。勤務日はほぼほぼ帰れませんというお父さんもいると思います。
それでも仕事ばかりではなく、週に一度は早く帰って子どもや奥さんとの時間を共有しましょう。
仕事をすることが生きがいであれば、それはそれで良いかもしれません。
しかし私は家族の幸せが私の幸せの大部分だと思っています。
私は仕事が好きで、休日も土日にがっつり部活動の指導をしています。しかしそれでも一番大切なのは家族だと理解しています。
仕事術は伝えられませんが、どんなに忙しくても早く帰る日を設けましょう。子どもたちも喜ぶのではないでしょうか。
肌と肌を合わせたコミュニケーション
子どもと関わる時間が少ないなら、質にこだわってみましょう。
そこで重要なのは肌と肌を合わせたコミュニケーションです。
別の記事「子どもは安心できる場所、安心できる人が必要」でも載せましたが、特に乳幼児には肌を合わせたコミュニケーションを図ることで、やり抜く力、目標に向かって頑張る力、自制・自律性、自己肯定感、他者へ配慮、コミュニケーション能力などの非認知能力の向上が期待されます。
また肌を合わせたコミュニケーションはオキシトシンが分泌され、コミュニケーションの向上、幸福感の向上、不安感や恐怖感の低下、学習意欲の向上なども見込まれます。
私は必ず一日一度は抱っこしたり、頭をなでたり、ハイタッチしたりしています。出勤前が多いです。(出勤前は子どもたちから「行かないで~」と言われます。かわいいです笑)
時間が取れないときは、質に目を向けて子どもたちと関わりましょう。
イベントを作る
上記同様、質にこだわるパターンです。それはイベントを作ること。
一緒に計画をたてる、準備する、イベントを楽しむという流れになりますが、具体例で紹介しましょう。
例えば誕生日2週間前くらいから計画を立てます。当日は何時から誕生日会を始めるのか、プレゼントはどうするか、買うのか、作るのか、飾りつけをするのかなどなど、早いうちから誕生日に向けて話をしておきます。
次に準備に移ります。ここで重要なことは役割を分担するということです。
子ども自身が一人で準備できそうなことを役割として与えてあげます。そうすることで、父親がいなくても、父親と一緒にプロセスを楽しんでいるという構図になるわけです。
うちの場合は長男が工作が得意なので、工作担当を長男にお願いして、ケーキの購入などは父親の仕事にしています。
最後は楽しむだけです笑
誕生日を例にしましたが、行事であったり、休日の外出でもこれは活用できます。
「来週は動物園に行くから、好きな動物について調べたらどう?」
「3日後におばあちゃんの家に行くから、絵を描いて持っていくのはどう?」
などちょいとした宿題感覚で促してみましょう。案外すんなり取り組むはずです。
ただし注意すべきことは約束をきちんと守ること。親の姿を見て子どもは育ちます!仕事を理由にせず、約束したことは例え子どもであっても守るべきだと思います。
また早めに提示してあげて、準備する期間に余裕を持たせることも大切です。その期間中に、必ず話題となります。そこを拾って、たくさん話をしましょう。お父さんとのイベントに子どもたちは嬉しいはずです。
まとめ
本日はそんな仕事で多忙なお父さん、パパたちにそれでも子どもと関わった方が良い理由と、関わるための具体的な対策を紹介しました。
父親が子どもと関わった方が良い理由は、学力の向上と人格形成に大きく影響を及ぼすからでした。
そして子どもと関わるための具体的な対策は
・一家団らんの時間を固定する
・時間を作る
・家事をする
・週に一度は早く帰る
・肌と肌を合わせたコミュニケーション
・イベントを作る
でした!
仕事が忙しい中、育児に関わることは大変だと思います。しかし子どもと関わる理由を理解したり、上記の実践をすれば、必ず子どもたちに良い影響を与えます。
仕事も大切にしつつ、子どもとの関わりを増やして、明るく笑顔が絶えない家庭を目指しましょう!
私のブログでは子育てに関する知識や経験を、教師視点もいれつつ情報を提供しています。良ければ人気の記事も参考にしてください!