乳幼児へのコミュ術

【2・3・4歳】着替えない子どもが着替えてくれるアイデア5選!

朝の支度で全然着替えてくれない!どうしたらいいの?
お風呂あがりは裸で走り回って困っている。どう対処していいのやら…

そんなお悩みをお持ちのお父さん、お母さんも多いはず!2~4歳は自分でできることも増える時期ですが、反対にできないこともまだまだあります。その中で毎日行われる着替え。毎日ある分、嫌がられると困りますね~イライラもつのります。

3児の父親である私も悩んだことがありますが、年齢が上がるにつれて、比較的イライラも減り、自ら着替えをしてくれるようになりました。

この記事では以下の人におすすめです!

こんな人に読んでほしい!

・イヤイヤ期でなかなか着替えをしてくれない子どもに悩んでいるお父さん

・裸で走り回る子どもに手を焼いているお母さん

・着替えさせるのに苦労しているお父さん、お母さん

しかし今回は私が実践して効果があった、自ら着替えをしてくれる5つのアイデアを紹介し、実践すれば着替えに関するグチグチが減ります!そして自ら着替えるようになれば親としてもかなり助かるはず!いろいろなパターンを紹介できていると思います。どれか1つでも参考になればと思い、記事にしました。失敗例もあります笑 少しでも子どもたちが自主的に着替えができるように!!

重要な点は太字マーカー (また注意点は水色マーカー)をつけています。

流し読みに活用ください!

 

【情報発信者】 私立高校数学教師 3児の父親 オヤメン

 

高校生とその保護者と関わって得た経験と知識を基に、乳幼児期から高校大学まで見据えてた様々な教育を、我が家庭で実践中!

 

そもそもなんで着替えないの?

アイデアを紹介する前に大切な考え方なので伝えさせてください。そもそもなぜ、着替えを嫌がるのか考えてみましょう。理由は年齢やその子の状況などいくつかあります。

例えば2歳前後だと第一次反抗期ですから(まさにイヤイヤ期)自我が芽生える時期です。そこではいろいろなことに自ら挑戦したいのです。親がやろうとしても「嫌!自分でやる!」と発言したり、行動したりします。

それを無視して親がガンガン攻めると、ふんぞり返って泣きわめく…なんてことになります(泣きたいのはこっちだよ…)

 

また「着替え自体をそのときにはやりたくない」ってパターンもあります。風呂入る→遊びたいから着替えないみたいな感じですね。「着替えてやれよ~」と思いますが、そんなのお構いなしです笑

いつもはできるのにやらないパターンもあります。うちでも何度かありました。理由は「甘えたい」ですね。構ってほしいのです笑

一番気にしてほしいことは「学校や保育所に行きたくないというSOSを発信している」場合です。これは親として見逃してはいけません。お父さん、お母さん双方が気にすべきところです。いつもより食欲がない、元気がない、起きてこないなどなど。

いつもと様子がおかしいと思ったら、直接聞いてみましょう。もちろん年齢によりますが、素直に話してくれるはずです。学校や保育所の先生に軽く相談するのもアリです。おたより手帳などがあれば、「最近保育所の様子はどうですか?」「友達とはうまくいってますか?」と聞いてください。ここは親としてきちんと聞くべきであり、また日頃から家庭で子どもと学校や保育所の話をするようにしたいところです。

 

いくつか着替えない理由を上げましたが、ここで伝えたかったことは

原因が分かれば我々親の発言や問いかけが変わるということです。「今は甘えているな」、「今は他の遊びをしたいんだな」、「今はこう思っているはずな」と察しながら発言や問いかけができたらなと思います。それをご理解したうえで、私がおすすめする5つのアイデアを紹介したいと思います!

 

自らお着替え!5つの対処法・アイデア

競争する

先ほどのお風呂あがりを例にあげると、体を拭くところから勝負は始まっています笑

「じゃあ先に着替えた人が勝ちね!」

これでOKです。やり始めや、テンションが高めのときはこれで十分です。あとは「天国と地獄」のメロディーを口ずさんであげましょう!チャチャー チャチャチャチャ チャーチャーチャチャチャチャ

これは子どもたちからすると「遊び」です。着替えが遊びになります。ちなみに片付けなどでも有効な手段です。

ただし年齢があがったり、何度も使っていると飽きがきます。そこでいくつか追加で小さな工夫をいれます。

例えば「秒数を数える」という工夫です。うちの家庭では数字に興味を示したタイミングで効果を発揮しました。一緒に数えてくれます。このときは勝負というより「30秒以内に着替えよう!」とミッションをクリアする形を取りました。

秒数についてはあえて中途半端な「32秒で着替えよう!」とか「今日は何秒が良い?」とほんの少しで良いので、変化をつけると飽きません飽きないというか、何がその子にとっての競争や遊びになるかはわからないので、数で攻めましょう笑

すこし逸れますが「今日はパンツのあとに洋服を着る」といつもと違う着替え方を提案する方法も有効でした。

注意点として親が勝負に勝ちすぎるとやらなくなるので…笑 「ハンデをつけて勝負する」という手も良いです。しっかり勝たせてあげましょう笑

実況する

朝のお着替えについては大人も時間がないですね~

そういうときは「実況」しましょう。よくわからないと思うので、実際どのように使っているか書きます笑

「お父さんは朝ご飯を食べ終わった、そのあとは片付けもした。その次は…そう着替えだ!お父さんは一人で着替えられるか。出来るのか!?昨日は○○も一人で着替えていたが、お父さんは果たして出来るのか?…ん!?どうした?ボタンがうまく出来ないぞ~。誰か助けてくれ~、指がうまく使えていないのか~!?」

みたいな感じです笑

上記の場合だと「お父さん、ボタンも出来ないのかよ~」と言って絡んできます。

「じゃあ手本見せてよ」「父さん出来ないから教えてよ」これでOKです。

またボタンを例に出しましたが、年齢に応じてズボンであったり靴下であったりともちろん小さな変化をつけて、何に反応するか様子を見ながら使いましょう!

 

他には勝負に持っていく実況もアリです!

「お父さんは着替えに入った~。さあこのままだと着替えナンバー1はお父さんになってしまう!これを阻止するのは誰だ~?あっと追いかけてきたのは○○だ~!お父さんはズボンがはけずにバタついている~」

ただ朝からこの実況は正直しんどい笑 実況と言えば古舘伊知郎さんのイメージが強すぎてエネルギーを必要とします笑

 

おやつ大作戦(楽しみを準備)

お風呂あがりでは「おやつで誘う」という手段も有効です。

うちは夕飯をしっかり食べないと、夕食後のおやつはあげていません。そこはルールとして守らせています。(無くても良いと思いますが、これくらいの規制があれば、頑張ってご飯を食べます。)

そのうえで、お風呂のときから「着替えが出来たらアイス食べようね~」と何度か話をして、自ら着替えを出来るように下地をつくります笑

うまくいけばそのままスムーズに着替えます。出来ないときは「あれ?なんて話をしたっけ~?」と促します。これまた年齢に応じてですが、気づきやすい質問にしてあげると良いでしょう!

 

「甘いものの話をしたよね~、なんて言ったっけ~?」

「冷たくて、甘くて、ほっぺが落ちるくらいおいしいデザートってな~んだ?」

「着替えたら父さんとアイス食べる人ー?」

どれくらいのヒントで気づくか観察したり、クイズ形式にしたりとなんでもOKです。

朝の着替えだと、がっつりおやつはあげられないと思います。

これまた考え方ですが、ほんの少しのご褒美でいいと考えています。例えば果物一切れでも、ラムネ1粒(詰まらせ注意!)でも果物ジュースでもなんでもいいと思います。

ただし注意したい点は、毎回この方法を使うと「おやつを目的に着替えてしまう」ということです。おやつがないと着替えないでは困ります。頻度を考慮してこの方法をとってください。

またおやつではなく、楽しみをご褒美にする方法もあります。うちの場合、最近ハマっていることが「恐竜のDVD」の視聴です。お風呂上りはそれをご褒美にして、着替えを促します。おやつだけではなく、その子が楽しみにしていることを準備することが重要です。

「ブロック遊び」でも「おままごと」でも「工作」でも「絵本を読む」でもなんでもOKです

お気に入りの服大作戦

「今日は○○の好きな花柄洋服きて保育所に行こうか!?」

お気に入りの洋服がある子に対しては、これで一発です笑 そう考えるとお気に入りの洋服が3着くらいあれば、どうにか着まわしていけます!(おしゃれに興味がない私の発想)

パジャマでも同様です。

 

また逆に「親の服を選んでもらう」ということもしました。選んでもらったあとに

「じゃあ今度は父さんが○○の服を選ぶね。」というと

①「お願いしま~す」と言い一緒に選んだあと、着替える。

②「嫌!自分で選ぶ!」と言い自分で選んで、着替える。

とどちらも結果は着替えることとなりました笑 ただしネックなのは時間がかかるといういことです。朝はあまりお勧めできません。

途中まで手伝う

「ボタンやって~」とか「洋服着させて~」とか親にヘルプを求めている場合。きちんと褒めつつ手伝ってあげましょう。そこでひとつ工夫を入れるとすると、「途中まで手伝う」というところです。

「ここまでは手伝うけど、あとは出来そう?」と一言添えてぜひ子ども自身にさせてください。大人からしたら小さいことかもしれませんが、子どもからしたら新しいことへの挑戦です。出来なくたっていい。時間に余裕があるときは子どもの成長を考慮して、途中まで手伝ってあげましょう。

 

また今まで子ども自身が出来ていたのに、急に甘えてくることがあります。これは親に構ってほしい証拠ですね!この場合は「他のことでも関わりを増やそうかな」と父親としてちょっぴり反省しつつ、全部お手伝いする場合もあります。しかしこれが続くと、途中まで手伝って、「あとは○○がやってごらん。頑張っている○○がみたいな~」と言い、放置です笑

うちの場合は「えー!」とか言いながらも頑張ってやってくれます。これらの繰り返しで今ではほぼ一人で出来るようになりました。

 

失敗した方法もいくつか紹介します!

苦手なものに頼る

子どもも苦手なものがありますよね。思い切ってそれに頼って着替えさせたりもしました。例えば「着替えないと鬼がやってくるぞ!」みたいな感じです。

うちは「虫がやってくるぞ」バージョンもしました。しかし親が鬼役や虫役となってしまい、面白がってワッキャワッキャと楽しみます。これは失敗例ですね。

夢中になっているものをいきなり取り上げる

例えばお風呂上りに着替えず、テレビを視聴していたとします。

「お着替えが先だよ~」と言っているけれども聞きません。2~3回言いましたが、そのままテレビを見続けていたので、テレビの電源を落としました。そしたら急にかんしゃくを起こしてギャーギャー泣いてしまった…ということがありました泣 余計時間がかかったり、こっちが嫌な気持ちになったり。いきなり電源を切ったことが悪く、しっかりと約束したあとに消すべきだったとあとから反省しました。言うことを聞かない子への対処方法は下記にリンクを貼ります。気になる人はぜひご覧ください。

【関連記事はこちら】【3歳・4歳・5歳】わがまま、癇癪にどう対応すればいいか!?

イライラしない考え方

いつかは必ずできる!

いくつかアイデアを紹介しましたが、最終的には必ず自分でお着替えができるようになります。いきなりできるようにはなりません!大人のようにすぐに着替えが出来るようになるには時間がかかります!

あの手この手で少しずつ、自ら着替えが出来るようになります。お着替えは子どもからすれば、非常に難易度が高いです。

オムツやズボンの着替えでは通す足が一緒になったり、

前後ろが逆になったり、

ボタンが1つずつずれていたりと失敗のオンパレード(*´Д`)確かに難しい

 

だからこそ何か小さなことが出来たら、「出来たね!ナイス!」と達成感を与えましょう!完璧はありえません。合格ラインを下げましょう。まずは洋服を持ってこれたらOKです。着替えようとしたらOKです。

その子の年齢や状態に応じて、たくさん褒めてあげましょう!

そして最終的には習慣になれば勝ち!それまでは「付き合う!教える!褒める!」それしかありません!

兄弟や保育所の友達の影響も大きい

うちの3番目の次男はお着替え上手です。長男、長女と比べても比較的早く着替えが出来るようになりつつあるなと感じます。

それはやはり兄弟の影響が大きいのかなと感じました!同時に保育所のお友達の影響も大きいのではと思いました。要は着替えを見る回数ですかね

ですから「他の子は上手にお着替えができてうらやましい~」なんて思う場面があると思いますが、それは兄弟がいたり早くから保育所に通っていたからだと思います。まぁ他の子は気にせず、比べてしまったときも「とりまく環境が違うからな」くらいにとどめておきましょう!

 

まとめ

お着替えで悩んでいるお父さん、お母さんに向けて5つのアイデアを紹介しました。

競争、実況、おやつ(楽しみ)、お気に入りの服、途中まで手伝う。

そして小さな変化をいれることで、飽きさせずに最終的には自分で着替えができるようになるはずです!着替え以外にも勉強や片付けなどで悩んでいる方は下記の記事も参考にしてください!

【関連記事はこちら】【自発的に】勉強する、片付けする子になる方法

着替えする、しないで大変な日々を過ごしていると思いますが、どのご家庭も一緒だと考え、私含め皆さんで子育てを楽しみましょう!