PCでゲームやyoutubeを観すぎたり、またテレビを視聴しすぎて「夕飯だからそろそろやめてね~」「はーい」とよくある日常。夕飯出来上がり、一家団欒と思いきや、一向に止める気配がない。




とどんどんエスカレートしちゃいますよね。分かります。私もやります。そのあとだいたい「嫌だー!!」と癇癪を起こします。足をバタバタ、ふんぞり返って…これまた話をするのに大変です。
バタバタさせなくても、「嫌だ!」と怒ってしまう子どももいるはずです。
「わがまま言うなよ…さっき言っただろ…」と思ってしまいます。
特に忙しいときはイライラしてしまい、大声をあげてしまうことありませんか?
今回はわがままや癇癪をする子どもへの対応をお伝えします。
・何度言っても言うことを聞かない子どもに手を焼いているお父さん、お母さん
・わがままへの対応を知りたいお父さん、お母さん
・癇癪を起したあとの対応を知りたいお父さん、お母さん
上記に当てはまる人はぜひ参考にしてください。
早速結論です。それは「共感」と「約束」です!この2つを持ち帰ってくれればOKです!
では細かく解説したいと思います!
重要な点は太字やマーカー (また注意点は水色マーカー)をつけています。
流し読みに活用ください!
高校生とその保護者と関わって得た経験と知識を基に、乳幼児期から高校大学まで見据えてた様々な教育を、我が家庭で実践中!
これは私の経験で3人中3人うまくいっていると思っています。体験談なのでエビデンスはないんですが、試す価値はあると思います!
わがまま、癇癪の対応は「共感」から

さっきのPCやテレビの例を使うと、だいたい手足をばたつかせる、大声をあげる、「もういいよ!」と言ってバタバタさせるなどの行動がみられると思います。
幼児期はそんなものです笑 かわいいなと思ってください。
大事なのはそのあとです。
とりあえずオウム返しで良い。共感せよ。
目を見て、真剣な顔つきで「テレビ見たかったんだよね。」と本人の嫌だったこと、やりたかったことをそのまま言い共感してあげましょう。
そしたら素直に「うん」というはずです。
これで話す態勢が出来上がりました。これが重要だと思います。かんしゃく起こす子も「テレビ見たい人ー?」と質問してください笑 「はーい」なんて返事が来るはずです。
そのあとは「うんうん、そうだよね!」「わかるわ~、続ききになるもんな!」なんて共感しまくりましょう。
そして一通り共感した後
「じゃあご飯食べた後、一緒に続きを見ようか!?」
「その前に父さんとなんて約束したか覚えている?」
「夕飯の支度してくれた母さんはどう思うかな?」
などなど、そのあとは各家庭に沿った言葉で、夕飯に持っていきましょう!
うちは約束を守れる子にもなってほしいので2番目を多用しますが、最近は人の気持ちも考えられるようになってきたので3番目も使います。そして一発では納得しません笑 また共感に戻ります。
しばらく続く共感ループ





だいたいこれの繰り返しです。粘り強く続けましょう笑
ただ20回も30回もとなると…それまた大変です。
それを少なくしてくれるのは次の「しっかりと約束すること」です。
しっかりと約束すること
5歳長男はこれで約束事は基本守ってくれます。守りすぎて逆に心配になることも笑
「テレビやめてね~」と最初で簡単な口約束ではなく、約束をする時間を10秒でもいいので作りましょう。
具体的な方法
具体的な方法としては目を見て話す、体の向きをこちらに向ける、一度テレビを消す、(状況に応じて)体育座りをさせる、親が正座をする等、しっかりと約束をしたぞと意識をこちらに向けるよう環境を少しで良いので変えてください。
これが非常に重要です。子どもたちも感じ取ってくれます。
簡単な口約束だと聞いてないです笑(聞いていないではなく理解せずに反応しているだけです。)
ですから意識をこちらに向けるよう環境を作ったうえで、
「夕飯の支度が終わったら、テレビを終わってね。」
「〇時になったら、おもちゃを片付けてね。」
と約束しましょう。これでぐっと癇癪することは減ると思います。
そのあとまた最初に戻りますが、粘り強く共感しながら、少しずつ約束が守れるように成長してほしいなと思います。
スモールステップ
しっかり約束をする中で、陥りがちなパターンは「その約束が子どもにとって難しい」という場合です。その場合はたいてい嫌がります。共感ループも長いです。
例えば片付けを例にしたとき、
「夕飯の支度が終わったら、使ったおもちゃを全部片付けてね」と目線を子どもの高さにして、正座して約束もしました。しかし夕飯の支度が出来たあと、おもちゃの片付けをしてくれません。この場合はこの子にとって難易度が高い約束だったのです。
ですから難易度も下げましょう!最初から
「夕飯の支度が終わったら、1個だけおもちゃを片付けよう。」
「夕飯の支度が終わったら、四角いおもちゃだけを片付けよう。」
なんでもOK。自分の子どもが出来そうな約束に変えてあげてください。出来るようになったら少しずつ負荷をかけましょう。少しずつです笑
「お!約束守れるじゃん!さすが!あと1個片付けできるか!?」
「約束守れたね!じゃあ今度は丸っぽいおもちゃを片付けしてみよう!」
出来なくてもOKです。最初の約束を守れたので、これはきちんと認めてあげましょう!
これはスモールステップといい、達成したい目標を細分化して簡単な内容から小刻みにクリアしていくことで、最終的にはその目標に近づけていく手法です。
いきなり最終目標は無理です。少しずつトレーニングが必要です。
「これ簡単じゃん!」と思わせる小さな目標を立てることが重要です。
一人で悩まないで
とはいえ、なかなか上手くいかないことも多いのが子育てです。悩んだり、わからないことはパートナーである旦那さん、奥さんに相談しましょう!実親でももちろんOK!
大切なのは一人で悩まず、他の人に助けを求めることです。
また気軽に電話で相談を受け付けてくれる窓口もあります。簡単ではありますがまとめました。ご参考にしてください。
なお詳しい内容は下記にリンクを張っているので、相談時間や通話料が発生の有無など確認していただけたらと思います。
妊娠中から就学前までの育児全般に関する相談を受け付けています。月〜土10:00〜14:00(日曜祝日・年末年始を除く)に対応しています。電話番号は0800-5555-110(フリーダイヤル)
妊婦・乳幼児を対象とした子育てについての悩みを聞き、アドバイスを提供しています。月曜~金曜日(土日祝・年末年始除く)に対応しています。電話番号は03-3222-2120
まとめ
本日はわがままや癇癪への対応について記事を書きました。まとめると「共感」と「約束」です。
わがままだと思うことでも、実は難易度が高い約束だったりもします。スモールステップを意識しながら約束をしてみてください。
最初のうちは当然ですが、なかなか聞かないです。
時間が必要ですがやってみる価値はあると思います!ぜひ参考にしてください。これでイライラしたり怒る回数も減ってくれれば幸いです!
また私が実践しているイライラが減る教育の考え方も別の記事であげています。ぜひ読んでください。【関連記事はこちら】イライラが減る教育の考え方【考え方でイライラを減らそう!】
本当に子育てって大変ですよね。ただお父さん、お母さんの気持ちも大切にしてください。少しでも有益な情報を提供できたらと思います!以上オヤメンでした。
私のブログでは子育てに関する知識や経験を、教師視点もいれつつ情報を提供しています。良ければ人気の記事も参考にしてください!