乳幼児へのコミュ術

【自発的に】勉強する、片付けする子になる方法【5歳~7歳】

お父さん、お母さん方、家事に仕事にお疲れ様です。オヤメンです。

さて前回はイライラが減る教育の考え方についての記事を書きました。参考にしてくれたら幸いです。【関連記事】イライラが減る教育の考え方

その中で

「小学〇年生なら勉強を一人でやってほしい!」
「〇歳ならお片付けを自分でやれるようになってほしい!」

などなど、悩んでいるお父さん、お母さん方は多いと思います。

そこで子どもが自発的に行動してくれる具体的な方法について紹介したいと思います。

こんな方に読んでほしい

「周りの子どもたちは出来ているのに、うちの子どもだけ出来ていない」と悩んでいるお母さん

「片付けなど基本的なことは出来るようになってほしい」「グチグチ言うのはもう疲れた」と感じるお父さん

【情報発信者】 私立高校数学教師、3児の父親 オヤメン

高校生とその保護者と関わって得た経験と知識を基に、乳幼児期から高校大学まで見据えてた様々な教育を、我が家庭で実践中!

 

本文に入る前に勇気をもって伝えます!結論から述べると気長に待つです。m(__)mスイマセン

「なんじゃそりゃ!」と皆さんの怒りを抑えていただき、詳しく解説します。がその前に確認したいことがあります。それは「周りと比べないで」ということです。

重要な点は太字マーカー (また注意点は水色マーカー)をつけています。

流し読みに活用ください!

周りと比べないで!

大人からすると、「これも出来ないの!?」なんて感じることが多いと思いますが、子どもにとってはほとんどが新しい挑戦。我々がそう感じるのは経験済みだからです。

子どもたちはこれからその経験をするのです。失敗するのは当然です。いきなり成功する方が少数派だと思います。

「出来ないことは当たり前!」

これくらいの感覚で良いと思います。

 

むしろ失敗したときに「よし!もう一度やろう!」とか「どうしたら上手くいくかな?」と失敗したあとの声掛けが重要なのではないでしょうか。

その失敗と挑戦の中で少しずつ獲得していきます。

保育所、幼稚園、小学校ではその少しずつの積み重ねの差が、出来る子と出来ない子の差です。出来る子もいきなりはできないです。心配しないでください。

ゆっくり時間をかければ出来るようになります。周りと比べずに少しずつ出来るように、何度もポジティブな声掛けやフォローをしてあげてください。

そのうえで気長に待つとはどういうことか。詳しく解説します!

環境を整え楽しんでいる親の姿を気長に見せる

 

突然ですが、うちの長男と次男にはサッカーをしてほしいという私の想いがあります。ただ嫌々はさせたくないです。どうすればサッカーに興味を持ち、サッカーを始めてくれるか分かりますか。

 

私の答えは「環境を整え、楽しんでいる親の姿を見せる」です。

家にはサッカーボールがあり、公園ではPKをやってみたり、サッカーの試合観戦で熱くなったり、プレーヤーとしてサッカーをする私を応援したり…そこで私がゴールを決めると最高ですが笑 夕飯は「父さんカッコよかったよー」なんて話をしてくれます。

どうですか?イメージが湧きましたか。やってくれそうですよね笑(やってほしい!)

 

現在5歳の長男は得意なスポーツはサッカーと言ってくれてます(サッカー以外も相撲が得意らしい笑)

つまり気長に待つは待つのですが、「環境を整え、楽しんでいる親の姿を気長に見せる」が私の結論になります。

ただしやるかどうかは正直分かりませんでも可能性が少しでも上がる気がしませんか。

自発的に勉強をしてくれる環境づくりの例

「自発的に勉強をしてほしい」という悩みの解決方法は「環境を整え、楽しんでいる親の姿を気長に見せる」に照らし合わせるとどうなるでしょうか。

いくつか実践した内容を紹介したいと思います!

読み聞かせ

鉄板ですね!

これは0歳~小学校低学年程度まで活用できます。特に幼児教育においては集中力の向上、じっと聞くこと、想像力や語彙力の向上など、素晴らしい効果があります。

寝る前等時間を決めて毎日読み聞かせすることをおすすめします。データから見る幼児教育(Benesse)によると、毎日読み聞かせをしている家庭は約2~3割程度とのこと。

ちょいとした工夫としては寝室に絵本を置いておくと楽です!

5分でも良いです。やっていない方は、気楽に挑戦してください。

一緒に絵や文字を書く

なんでも良いです笑 本当に。まずは鉛筆を持つことからです。

一緒に今日の出来事を絵に描いてみよう

友達に手紙を書いてみよう

大好きな絵を描いてみよう。恐竜でも車でも動物でも好きな食べ物でもなんでもOK!

うちの5歳の長男は先生や友達に手紙を書いています。小さいことからやってみましょう!

シールをあげる

これは女の子が喜びます!(小学生はシールで喜ぶのは厳しいと思います…)

絵を描いた→シール、お手伝いできた→シール、宿題できた→シールとかもアリです。

ご褒美として活用してください。

宿題を一緒にやる

基本的には小学校1年生から宿題があるはずです。そして今後も中学、高校、大学とずっと宿題やら課題が課されます!また何かしらの習い事や学習塾等でも宿題はあると思います。

宿題が嫌いになると正直大変です。そして嫌いなまま勉学に励んでもなかなか学力は伸びません。

ですから幼児の子どもであれば、親と子が一緒に楽しく学ぶことが非常に重要です。

 

子どもたちは学ぶことの楽しさの基盤が少しずつ出来始めます。良いサイクルにつながります。

余裕があるならお父さん、お母さんが知る範囲でその学びを広げて教えてあげてください。「こういうところで使われているよ~」と実生活と学びを結びつけると最高です!!

丸つけをする

100点!花丸!これらは子どもたちの大好物!多用しましょう。

頑張ったときは「今日は茎もつけちゃう!」と緑のペンで茎と葉っぱをつけるだけで「マジ~!?」と笑顔になります笑

クイズを出題する

うちの家庭ではこれがドはまり!

私が「チャーラン!」と出題前の音を口にし、クイズが始まります笑 目的は楽しくやることなので比較的簡単なクイズです。内容はなんでも良いです。

「ひらがなの『あ』の次はなんでしょうか?」とか、「『い』がつく食べ物はなんでしょうか?」とか小学生なら「1+1は?」でも「2個のリンゴを4人で分けれる?」とか、なんでもOKです。

注意点として難しい問題を続けて出題すると、すぐ飽きます笑 嫌いにつながるので気をつけてください。

難易度が低いクイズでも正解すると「よっしゃあぁーー!!」とめちゃくちゃ喜びます笑 屈託のない笑顔。かわいいですね~

隣で読書する

これは実は中高生にも使えます。

学習時間を決めて親も静かに学習するというものです。簡単にできるのは読書だと思います。正直仕事でも良いと思います。

ただしスマホで遊ぶのはいけません。

大事なのは何より親が楽しいと思うことが重要です。頑張らないでいいです。継続させましょう!

自発的に片付けをしてくれる環境づくりの例

「自発的に片付けしてほしい」という悩みの解決方法は「環境を整え、楽しんでいる親の姿を気長に見せる」に照らし合わせるとどうなるでしょうか。

ここでも実践した内容を紹介します!!

音楽をかける

私のおすすめは「天国と地獄」です。口ずさむのもありです。チャーチャーチャチャチャチャ

好きな曲だとダンスをしがちです笑 注意が必要です。

勝負する

先ほどの「天国と地獄」のメロディに合わせて片付け勝負をします。だいたいこれでどうにかやってくれます。ただ正直こちらのエネルギーの消費が激しいのは事実です泣

たくさん片付けた方の勝ち!

5個運んだ人が勝ち!

ブロックだけ集めろ!

小さいものを集めて、この箱に入れろ!

いきなり勝負に持ち込んだり、ミッション型で仕掛けても良いと思います!気分が良いとすぐに応えてくれます。

実況する

よくわからないと思うので、実際どのように使っているか書きます笑

「さぁ、そろそろおいしいおいしい夕ご飯の時間がやってきます。夕ご飯の前にやっておくべきこと、そうそれは片付けです。おもちゃたちもおうちへ帰りたがっています。なんとここで父さんが1個、2個とおもちゃを片付け始めた!それにつられて〇〇ちゃんも片付けを始めた。これはすごい!素早い対応だー!!」

みたいな感じです笑

急にやることで、うまくいけば即行動に移してくれます。これはハマれば一発で効きます!効果的です。

 

他には勝負に持っていく実況もアリです!

「お風呂の時間に向けて、いきなりお父さんが片付けを始めた!これは勝負を持ちかけているのか~?さあこのままだと片付けナンバー1はお父さんになってしまう!これを阻止するのは誰だ~?あっと追いかけてきたのは○○くんだ~!優勝するにはあとブロックの片付けが残っている!どうする、どうする~?」

ただこの実況は正直しんどい笑 実況と言えば古舘伊知郎さんのイメージが強すぎてエネルギーを必要とします笑

ごっこ遊びをしながら

掃除屋さんごっこという謎の仕事をしている私が、パワーショベルやごみ収集車等のモノマネをしながら片付けをします笑 それを見て子どもたちもなりきって片付けをしてくれます。

ただしこれもエネルギー消費が大きいです。あまりおすすめはできません。

少しでも自発的にやろうと行動したらすかさず褒める

どの行動でもそうですが、その行動を強化したいときは、すぐに褒めましょう

大げさに褒めましょう

「さすがお兄ちゃん!」「この前より早く片付けができたね!」「自分で考えて片付けしたの!?すごい!気持ちいいな~」

褒めることも重要ですが、部屋がきれいになることでみんなが気持ちよく過ごせるという本質部分も教えたいところです。

まとめ

子どもが自発的に行動してくれる方法は「環境を整え、楽しんでいる親の姿を気長に見せる」です!

やってほしいことをやらないとイライラしたりしますが、成長にフォーカスしましょう。

出来ないことが出来るようになった。これほど素晴らしいことはありません。もともとはそれを望んでいたのではないでしょうか。少しでも出来たことを家族みんなで喜びましょう!